吾妻線が2月21日に全線再開 昨年の台風で不通、当面は一部列車でバス継続



JR東日本の高崎支社は2月17日、一部の区間で運転を見合わせている吾妻線(群馬県)について、2月21日から全線の運転を再開すると発表した。

吾妻線の終点・大前駅。写真の電車(115系)は2018年3月までに同線から引退し、いまは別の電車(211系)が使われている。【画像:KUZUHA/写真AC】

吾妻線は渋川~大前間の55.3kmを結ぶ鉄道路線。昨年2019年の台風19号で被災し、いまも長野原草津口~大前間の13.3kmが運休中だ。高崎支社は復旧作業の見通しが立ったとして、2月21日の始発から運転を再開することにした。当面は再開区間で徐行運転を行うため、列車の時刻が変更される。

長野原草津口~大前間のバス代行輸送は2月20日限りで終了するが、万座・鹿沢口6時51分発→高崎8時30分着の列車は「徐行運転による遅れの影響が広範囲に及ぶ」として、当面のあいだは万座・鹿沢口→長野原草津口間のみ区間運休してバス代行輸送を継続する。