大阪バス「ICOCA」一部の路線バスでサービス開始 簡易型IC端末を初導入



大阪バスとJR西日本は1月10日、大阪バスの路線バスの一部にJR西日本の交通系ICカード「ICOCA」を導入すると発表した。

大阪バスの一部の路線バスに導入される「ICOCA」の簡易型IC端末。【画像:大阪バス・JR西日本】

1月27日からサービス開始。俊徳道駅・近畿大学東門前線と新大阪駅・帝国ホテル・ホテルニューオータニ線、大阪市内循環バスの御堂筋線に「ICOCA」のシステムと「簡易型IC端末」を導入する。全国相互利用サービスに対応し、「Suica」など10種類のICカードを利用できる。

JR西日本と同社グループのJR西日本テクシアは昨年2022年2月、簡易型IC端末の開発を進めていると発表。コストなどの面で導入が難しいバス・地域鉄道向けに、現行のIC車載機から必要な機能に特化して低コスト化を図った。大阪バスとJR西日本によると、「ICOCA」システムの簡易型IC端末を導入するのは大阪バスが初めてという。

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