JR西日本のトロッコ列車「奥出雲おろち号」2023年度を最後に終了 車両の老朽化受け

木次線のトロッコ列車「奥出雲おろち号」。【画像:KUZUHA/写真AC】

JR西日本は6月3日、木次線(島根県・広島県)のトロッコ列車「奥出雲おろち号」を2023年度限りで運行を終了すると発表した。

2022年度は2022年4月から土曜・休日を中心に運行。運転日数は本年度2021年度と同程度(約130日)を予定しているが、今後の社会情勢や車両の状況などにより計画を変更する場合があるとしている。最後の運転となる2023年度も2023年4月から土曜・休日を中心に運転する計画だ。

「奥出雲おろち号」は、ディーゼル機関車のDE10形かDE15形が12系客車2両をけん引・推進して運転するトロッコ列車。12系2両のうち1両がトロッコ風の客車に改造されている。定員は64人。

1994年、木次線の沿線自治体がトロッコ列車の運行をJR西日本に要請し、同社が検討を開始。1998年4月から木次~備後落合間で運行を始めた。現在は片道のみ山陰本線に乗り入れており、出雲市→備後落合間と備後落合→木次間で運行されている。2020年度までの運転日数は年間約150人で、年間約1万4000人が利用していた。

運行終了は今年2021年5月、地元紙の山陰中央新報が報じていた。JR西日本は「トロッコ列車に使用している現行車両は製造から約50年が経過し老朽化が進んでいる」として「奥出雲おろち号」の運行を終了するとしている。

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