富山県は2月17日、来年度2026年度当初予算案の概要を発表した。鉄道関係ではJR城端線・氷見線の再構築事業や富山地鉄の鉄道線の再構築に向けた予算を盛り込んだ。

城端線・氷見線は2024年2月に鉄道事業再構築実施計画の認定を受けており、富山県は再構築事業として31億4900万円(2025年度補正予算含む)を計上。再構築実施計画に基づいて行うレール・枕木の更新やホーム改修、新型鉄道車両の設計・製造への補助などに充当する。また、あいの風とやま鉄道が再構築実施計画により城端線・氷見線の事業主体が再構築実施計画によりJR西日本からあいの風とやま鉄道に変わるため、準備経費として500万円を計上した。
富山地鉄関連では、鉄道線の再構築に向けた新たな検討組織の設置に2540万円を新規計上。赤字額の一部補助(2億円)や立山線の利用者増に向けたプロモーションなどの費用(1000万円)も新たに計上した。
また、安全性・快適性向上事業として1億8943万4000円を計上。レールや枕木などの更新や橋梁の長寿命化に加え、中古車両の導入にかかる経費への助成を行う。

富山地鉄が現在運用している鉄道線の旅客車両は、1979年から1981年にかけて富山地鉄向けに製造された14760形電車とクハ175形電車を除き、大手私鉄から譲り受けた中古車両の改造車。10030形電車(もと京阪3000系)や16010形電車(もと西武5000系)、17480形電車(もと東急8090系)、20020形電車(もと西武10000系)がある。
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