JR西日本「新型事業用車」「バラスト散布車」導入 嵯峨野トロッコ列車の予備兼ねる



JR西日本は10月22日、「新型事業用車」と「バラスト散布車」を導入すると発表した。国鉄時代に製造された機関車やバラスト散布に使用している貨車を更新する。2027年春以降、順次導入の予定。

新型事業用車のイメージ。【画像:JR西日本】

新型事業用車はハイブリッド方式の電気式気動車で8両投入。バラスト散布車・回送列車の牽引、車両の入替作業などに使用するほか、一部は観光トロッコ列車を運行している嵯峨野観光鉄道の予備機としても使用する。ハイブリッド方式の事業用車の導入はJR西日本としては初めてという。バラスト散布車は12両(4両3編成)投入する。

新型事業用車の先頭部と側面のイメージ。【画像:JR西日本】
新型事業用車は嵯峨野観光鉄道の予備機としても使用する。【画像:JR西日本】
バラスト輸送時の編成イメージ。【画像:JR西日本】

各車両は構成する機械部品を減らし、運行時やメンテナンス時の安全性を向上。車両先頭部に衝撃吸収構造を採用するほか、運転士が意識を失うなど運転操作を継続できなくなった場合に自動的に列車を停止させる装置(EB-N装置)を採用する。

新型事業用車はハイブリッド方式の電気式気動車を採用することで電車・気動車とシステムを共通化。車両メンテナンスの効率化に加え、従来の機関車・貨車扱いを解消することで運用効率の改善も期待できるという。

また、ディーゼル発電機で発電した電力とバッテリーによるアシストでモーターを駆動。機関車に比べ燃費向上が期待できるが、JR西日本は詳細について今後検証する予定としている。

※追記(2025年10月22日14時56分)

記事を全面的に書き換えました。

《続報記事》
嵯峨野観光鉄道「新型トロッコ」デザインなど公表 天井もガラス張りで開放感(2025年10月22日)

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