伊豆箱根鉄道「ED33」駿豆線で日中走行 車体の色にちなんだ「バレンタイン企画」



伊豆箱根鉄道は2月13日、駿豆線(静岡県)で電気機関車ED31形のED33を日中に運転する。茶色(チョコレート色)の車体にちなんだ恒例のバレンタイン企画。ハート型のヘッドマークを取り付けて大場~修善寺間を1往復する。

茶色い車体のED33。【画像:伊豆箱根鉄道】

運行時刻は大場11時25分発→伊豆長岡11時37分着・11時46分発→修善寺12時07分着・12時49分発→大場13時18分着。伊豆長岡駅と修善寺駅の停車中、プレゼントを配付する。今年2022年は「ED」の形をしたチョコレートケーキの写真撮影は行わない。

ED31形は70年以上前の1947年に製造された東芝製の電気機関車。西武鉄道が導入したが、2年後の1949年には現在の伊豆箱根鉄道駿豆線を運営していた駿豆鉄道が2両(現在のED32・ED33)を借り入れた。1952年から1953年にかけ西武鉄道から正式に譲り受けている。

かつては貨物列車(1972年廃止)のほか国鉄線から乗り入れてくるお座敷客車も牽引した。現在は工場内の入替作業や夜間の工事列車の牽引、定期検査のため大雄山線から輸送されてくる車両の牽引に使用。目にすることができる機会は少ない。

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