米国ハワイ州の州都・ホノルルの都市鉄道「スカイライン」のダ2期区間が10月16日に開業する。これによりダニエル・K・イノウエ国際空港(旧・ホノルル国際空港)にも乗り入れるようになる。

スカイラインはオアフ島のホノルルを東西に横断する高架鉄道。計画上の全長は約32kmで、このうち西寄りのイーストカポレイ~アロハスタジアムの約17kmが2023年6月、第1期区間として開業した。今回開業する第2期区間はアロハスタジアム~ミドルストリート・カリヒトランジットセンターの約9km。新たに4駅が設けられ、ダニエル・K・イノウエ国際空港駅も設けられる。

ホノルル交通局やハワイ州観光局などによると、スカイライン事業主体のホノルル高速鉄道輸送機構(HART)が10月1日、ホノルル交通局に運営を引き渡した。一般乗車は10月16日に開始。あわせてスカイラインの運行時間帯を4時~22時30分に拡大する。10月18・19日にはホノルルの公共交通カード「HOLOカード」を所持している人に限り、スカイラインやバスの運賃を無料にするキャンペーンを行うという。
第3期区間のミドルストリート・カリヒトランジットセンター~シビックセンターは2031年に開業する予定。さらにシビックセンター~アラモアナセンターの整備も計画されているが、事業未着手で開業のめどは立っていない。
《関連記事》
・ハワイ・ホノルルの都市鉄道「イノウエ空港」に連絡 第2期区間が半年後に開業へ
・日立の車両が走る「ハワイの鉄道」まもなく一部開業 ホノルル高架鉄道の概要
・米国メリーランド州「日立の鉄道車両工場」デジタル強化、北米向け鉄道車両を生産
