鹿児島中央駅西口「複合ビル」工事着手 駅と接続、立体駐車場も



JR九州は11月12日、鹿児島中央駅に隣接する同社所有地の1期開発計画として、「鹿児島中央駅西口複合ビル(仮称)」の工事に着手すると発表した。11月18日に安全祈願祭が行われる。

鹿児島中央駅西口複合ビルのイメージ。【画像:JR九州】

鹿児島中央駅の鹿児島本線ホーム西側、九州新幹線ホーム南側にあるJR九州所有地に鉄骨造り11階のビルを建設する。敷地面積は約6400平方m、延床面積は約3万1600平方m。

1~3階に商業施設、4~10階にオフィス、11階に設備スペースを整備。また、5層6段で収容台数約240台の自走式立体駐車場も設ける。このほか、4月の発表では鹿児島中央駅の改札階と複合ビルの2階を接続する歩行者デッキを整備するとしている。

安全祈願祭は11月18日の11時から、複合ビル建設地で執り行われる。オープンは2023年春の予定だ。

鹿児島中央駅と複合ビル、立体駐車場の配置イメージ。【画像:JR九州】

JR九州は当初、昨年2020年春に複合ビルをオープンする計画を立てていた。しかし、複合ビル建設地に隣接する鹿児島県工業試験場の跡地に新しい総合体育館を建設する案が一時浮上したことから、複合ビルの計画も進展していなかった。

2期開発では住居などを開発する計画だが、今回の発表では触れられていない。今年2021年4月の発表では2期開発の敷地面積を約3000平方mとし、1期開発オープン後の工事着手を目指して関係機関との協議を進めていくとしている。

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