ハワイ・ホノルルの都市鉄道「イノウエ空港」に連絡 第2期区間が半年後に開業へ



米国ハワイ州の州都・ホノルルで整備で進む都市鉄道「スカイライン」の第2期区間が半年後の10月にも開業する見込みになった。現地のハワイ・パブリック・ラジオ(HPR)などが報じた。

2023年に第1期区間が開業したスカイライン。【画像:ホノルル市郡交通局】

スカイラインはオアフ島のホノルルを東西に横断する高架鉄道。従来はホノルル・レール・トランジット(HRT)と呼ばれていた。計画上の全長は約32km。このうち西寄りのイーストカポレイ~アロハスタジアムの約17kmが2023年6月、第1期区間として開業した。

HPRの報道によると今年2025年3月、第2期区間が10月1日に開業する見込みになったことをホノルル市長が明らかに。第3期区間の工事が2025年中に始まることも明らかにした。

スカイラインのルート。第2期区間(青)が2025年10月にも開業する。【画像:OpenRailwayMap/OpenStreetMap、加工:鉄道プレスネット】

第2期区間はアロハスタジアム~ミドルストリート・カリヒトランジットセンターの約8km。この区間の開業に伴い、ダニエル・K・イノウエ国際空港にもスカイラインの駅が設けられる。空港へのアクセスが図られることで観光客の利用者も増えそうだ。

第3期区間のミドルストリート・カリヒトランジットセンター~シビックセンターは2031年に開業の予定。

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