堺市と南海電鉄は6月25日、南海本線・諏訪ノ森~羽衣の下り線を7月26日の始発列車から仮線に切り替えて運行すると発表した。石津川~羽衣で実施している高架化工事の一環。

今回の仮線切替では、浜寺公園駅の諏訪ノ森寄りから羽衣駅まで下り線を海側の仮線に切り替える。浜寺公園駅では仮設の下りホームの使用を開始。これによりげ下りホームは現在の位置から西側に移る。西・東改札口から下りホームへの通路を変更するほか、下り乗車ホームを1・2番線ホームから1番線ホームのみに変更する。改札口の位置は変更しない。




南海電鉄は今回の仮線切替にあわせ、堺・湊・石津川・諏訪ノ森・浜寺公園の5駅で下り普通列車の一部列車の発着時刻を変更する。
この高架化工事は、堺市西区浜寺石津町中(石津川駅の諏訪ノ森寄り)から高石市東羽衣1丁目(羽衣駅の浜寺公園寄り)まで約2.7kmを高架化する堺市の連続立体交差事業。諏訪ノ森駅と浜寺公園駅が高架駅に変わるほか、踏切7カ所を解消して道路交通の改善や市街地の一体化を図る。
仮線切替は今回が最後。今後は事業区間全体で高架橋の構築工事が本格化する。
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