近江鉄道300形8月1日デビュー ヘッドマーク掲出、旧豊郷小でグッズ販売も



近江鉄道(滋賀県)は7月29日、新形式車両の300形電車を8月1日から営業運転すると発表した。同社が新形式車両を導入するのは7年ぶり。記念ヘッドマークを掲出するほか、記念グッズの販売も行う。

8月1日にデビューする近江鉄道300形。【画像:近江鉄道】

300形は8月1日から、近江鉄道の全線で運転。運行経路や運行時刻などは、同社のウェブサイトで案内する。記念ヘッドマークは8月1日から31日まで掲出の予定だ。記念グッズは8月1日の始発から、八日市駅の窓口で販売。300形デビュー記念のクリアファイル(300円)やガラスキーホルダー(500円)が販売される。

豊里小学校の旧校舎(2代目校舎)で8月1日に開催されるイベント「鉄道むすめ新グッズ販売会 in 豊郷小学校旧校舎群」でも、記念グッズが販売される。2代目校舎は激しい反対運動により解体が中止され、2013年に国の登録有形文化財に指定されたことなどで知られる。

300形は、もと西武鉄道3000系電車。近江鉄道が譲り受け、ワンマン運転に対応するための改造が施された。近江鉄道の車両としては初めてドア上に案内表示装置を設置。車両前面と側面の行先表示器は白色LEDを採用して視認性を高めた。車体の塗装は100形と同様、琵琶湖をイメージした水色(オリエントブルー)を採用した。デビューに先立ち7月23日に試乗会イベントが行われている。

ヘッドマーク(上)とクリアファイル(左下)、キーホルダー(右下)。【画像:近江鉄道】