韓国の首都ソウルを中心したエリアで計画されている首都圏広域急行鉄道(GTX)のうち、A路線(GTX-A)の北側区間が昨年2024年12月28日に開業した。『聯合ニュース』などが報じた。

首都圏広域急行鉄道は、かつて日本で構想されていた「通勤新幹線」に相当する鉄道計画。設計上の最高速度は180km/hで、ソウル圏の通勤時間の大幅な短縮を目指す。GTX-Aはソウル圏を南北に縦断するGTXで、計画区間は雲井(ウンジョン)中央~ソウル駅~水西(スソ)~東灘(トンタン)。2024年3月30日、南側区間の水西~東灘の約30kmが開業した。
今回開業したのは北側の雲井中央~ソウル駅の約33km。雲井エリアからソウル駅までの所要時間は40分以上だったが、GTX-Aは半分ほどの20分台に短縮した。10分間隔で運行されている。

GTX-Aは今後、都心部のソウル駅~水西が2026年に開業の見込み。ほかにもソウル圏を東西に横断するB路線や、A路線と同様に南北に縦断するC路線などが計画されている。
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