広島駅の新駅ビル名称「水面」「みんな」「もっと」合成 ekieも増床リニューアル



JR西日本と中国SC開発は5月23日、広島駅の南側で建設中の新しい駅ビルの商業施設名称を「minamoa(ミナモア)」に決めたと発表した。来年2025年春の開業を予定している。

工事中の広島駅南側の新しい駅ビル「ミナモア」。【撮影:草町義和】

「ミナモ(水面)」「ミナ(みんな)」「モア(もっと)」を合成した。ミナモは「河川とともに発展した『水の都ひろしま』」、ミナは「『みんなの駅ビル』『私たちの駅ビル』と感じていただきたいという想い」を表現した。モアは「広島のことを“もっと”好きになる場所となりたいという想い」などを表現しているという。ロゴデザインは今年2024年6月に発表の予定だ。

新しい駅ビルは建築面積が約1万4000平方mで延床面積は約11万1000平方m。地上20階・地下1階で高さは約100mになる。商業施設やホテル、駐車場、シネマコンプレックスが入居するほか、広島電鉄が運行する路面電車の新線「駅前大橋線」が2階に乗り入れる。

ミナモアの完成イメージ。路面電車が2階に乗り入れる。【画像:JR西日本】

広島駅の南北自由通路に隣接する商業施設「ekie(エキエ)ザッカマルシェ」についても、新しい駅ビルに向かって増床し、リニューアルする。5月23日時点では約1482平方mに19店舗が出店しているが、増床リニューアルでは約674平方mに成城石井(スーパーマーケット)など7店舗が新たに出店する。新駅ビルのオープンに先立ち9月下旬から10月上旬にかけてオープンする予定だ。

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