JR四国「時代の夜明け」7月4日デビュー ほかの観光列車も順次再開へ



JR四国は新型コロナウイルスの影響で運転を見合わせている観光列車について、7月から順次運転を再開することを決めた。

「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」のイメージ。【画像:JR四国】

まず高知県内の土讃線・高知~窪川間を走る「志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり」が、7月4日から運行を開始する。この列車は本年度2020年度にデビューすることが計画され、初運転は4月18日の予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期されていた。

前年度2019年度以前から運転されている「四国まんなか千年ものがたり」「伊予灘ものがたり」「しまんトロッコ」も、7月4日から運転を再開。「瀬戸大橋アンパンマントロッコ」は7月11日、「ゆうゆうアンパンマンカー」は7月18日に運転を再開する。一方、「夕焼けビールトロッコ列車2020」は本年度の運転が中止される。

5月25日の時点で新型コロナウイルスの特定警戒都道府県に指定されていた地域を出発する旅行会社の団体については、7月10日以降の乗車分から受付を開始する。「ものがたり」の観光列車は社内で食事を提供することから、乗車前の手指消毒や検温、対面座席への飛沫防止板の設置などの感染防止対策を行う。