埼京線・十条駅付近の高架化に向け側道の用地取得に着手 東京都北区2020年度予算



東京都北区の2020年度当初予算は一般会計が1556億3000万円。前年度2019年度に比べ1.5%の減少となった。減少は3年ぶり。

連立事業で高架化された十条駅のイメージ。【撮影:草町義和/加工:鉄道プレスネット編集部】

鉄道関係では、JR赤羽線(埼京線)十条駅付近の連続立体交差事業(連立事業)などの費用として7995万8000円を計上。連立事業の費用の一部を負担するほか、鉄道付属街路(側道)の関係権利者に対して用地補償説明会を開催し、用地取得に着手する。

この連立事業は、十条駅を中心とした約1.5kmの区間を高架化し、道路と鉄道を連続的に立体交差化することで6カ所の踏切を解消するもの。踏切での交通渋滞の解消や安全性の向上、鉄道により分断されていた地域の一体化を目指す。

2017年11月30日に都市計画が決定され、今年2020年3月3日に事業認可を受けた。

十条駅付近の平面図(上)と縦断面図(下)。【画像:東京都・北区・JR東日本】
高架橋の横断面図。【画像:東京都・北区・JR東日本】