只見線に「首都圏色」全線再開1周年で旧塗装車の第3弾



JR東日本の東北本部は8月25日、只見線の全線再開1周年を記念し、キハ110系気動車の塗装を「朱色の懐かしい塗装」に変更すると発表した。旧塗装車の第3弾となるもので、9月から運用を始める。

「首都圏色」をまとった国鉄キハ22形気動車。(写真は北海道の函館駅)。【撮影:草町義和】

塗装を変更するのはキハ110-135。かつて只見線で運用されていた国鉄キハ10・20・40系気動車のほか、全国のローカル線で見られた朱色1色の車両をイメージして再現、復刻する。

キハ110-135の「首都圏色」再現イメージ。【画像:JR東日本】

只見線では全線再開した昨年2022年10月、同線のキハE120形気動車1両に国鉄時代のキハ45形気動車やキハ52形気動車の一般色(朱色+クリーム色)を施した。翌11月にはキハ40系気動車の東北地域本社色(クリーム色+緑の濃淡2色)を施したキハ110系1両の運用も始めた。

今回の朱色1色は「首都圏色」と呼ばれるもの。1975年、首都圏の非電化路線だった相模線(神奈川県)の気動車で試験採用されたのち、全国の国鉄線の気動車に普及した。

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