東海道本線「村岡新駅」秋ごろから工事着手へ 大船~藤沢、施行協定書を締結



東海道本線・大船~藤沢に計画されている村岡新駅(仮称)の工事が秋ごろから始まることが決まった。神奈川県と藤沢市、鎌倉市、JR東日本の4者は5月20日、工事施行協定書を締結した。

村岡新駅のイメージ。【画像:JR東日本】

工事などに要する費用は155億円。神奈川県が30%を負担し、藤沢市と鎌倉市はそれぞれ27.5%を負担する。残りの15%はJR東日本の負担。工事などの期間は5月20日から2033年3月31日までとし、今年2024年秋ごろから工事に着手して2032年ごろの開業を目指す。

村岡新駅の位置。【画像:神奈川県】

村岡新駅は藤沢市宮前付近に計画された新駅で、距離は大船駅から約2.6km、藤沢駅から約2.0km。駅予定地周辺の村岡地区と駅南東側の深沢地区のまちづくりにあわせて整備される。4者は2021年2月の覚書締結を経て2022年3月に基本協定書を締結し、駅施設の詳細設計が進められていた。

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