JR九州は12月25日、脱線事故の影響で運転を見合わせている鹿児島本線・川内～隈之城（鹿児島県）の2.6kmについて、12月31日に運転を再開すると発表した。
12月31日の夕方ごろ、準備ができ次第再開する予定。代行バスの運行と九州新幹線・川内～鹿児島中央での振替輸送は12月31日限りで終了。このうち代行バスは沿線学校の冬休みで利用者が減ったため、12月26日から運行間隔を変更する。
脱線事故は12月12日未明、川内駅構内で発生。JR貨物が運行する貨物列車の機関車1両とコンテナ車2両が脱線した。現場が狭くクレーンが使えないなど復旧作業が難航。一時は今年2024年内の再開は難しいとの見方も出ていたが、年内の再開が決まった。
《関連記事》
・鹿児島本線・川内～隈之城の運転再開「見通し立たず」代行バス時間帯限定で運行
・JR貨物の脱線事故「過去20年で18件」旅客会社に問題があったケースも