三岐鉄道の新車両「営業開始時期」決定 もと211系、形式名や車内構成など発表



三岐鉄道(三重県)は3月10日、三岐線に導入する新しい旅客車両について、車両の概要や営業運転の開始時期などを発表した。

三岐鉄道が三岐線に導入する5000系電車。【画像:三岐鉄道】

新しい旅客車両の形式名は「5000系」で、JR東海から譲り受けた211系電車5000番代を改造した。富田寄りからクモハ5100形(1号車)+モハ5200形(2号車)+クハ5300形(3号車)の3両編成を組む。外観は従来の三岐線の旅客車両と同様、オレンジ色と黄色の2色で装飾している。

車内の座席は全席ロングシート。3号車には車椅子・ベビーカー用スペースを設けた。ドア上部の3カ所に停車駅や乗換案内などを表示するディスプレイを設置する。通話型の非常通報装置も設置し、1号車と2号車は車両連結部の1カ所、3号車は車両連結部と車椅子・ベビーカー用スペースの2カ所に設置した。座席や床面を一新し、車内照明はLED化。日本語と英語による自動放送も実施する。

車内ディスプレイ(左上)と非常通報装置(右上)、編成構成(下)。【画像:三岐鉄道】

このほか、始発発車後と終点到着前に車内メロディーを流す。作曲は南阿蘇鉄道や水島臨海鉄道などの車内メロディーを手がけた柳田淳記氏。上り(富田方面) の曲名は『きらめきの海風』で「伊勢湾の海・風・光」を表現。下り(藤原方面)の曲名は『山のおくりもの』で、「鈴鹿山脈の温かみ」を表現したという。

5000系は乗務員教習を経て5月中には三岐線の近鉄富田~西藤原で営業運転を開始する予定。24両(3両8編成)を順次投入する。

これに伴い、西武鉄道から譲り受けた三岐線の既存の旅客車両は順次廃車される。営業終了時期は未定だ。

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