新幹線も乗り放題「JR東日本パス」再び発売 鉄道150年企画「最後の締めくくり」



JR東日本は12月26日、「鉄道開業150年記念ファイナル JR東日本パス」を来年2023年2月2日から発売すると発表した。150年記念の「JR東日本パス」の展開は今年2022年10月にも実施されており、2度目の発売。JR東日本は「鉄道開業150年という記念の年の最後の締めくくり」としている。

「JR東日本パス」は同社が運営する新幹線も利用できる。【画像:まさきM/写真AC】

今回は2023年3月2~15日の期間、連続する3日間に限りJR東日本の鉄道路線とバス高速輸送システム(BRT)を自由に乗り降りできる。ほかに青い森鉄道とIGRいわて銀河鉄道、三陸鉄道、北越急行、伊豆急行、富士山麓電鉄(富士急行線)の鉄道全線とえちごトキめき鉄道の直江津~新井も利用可能だ。北海道新幹線・新青森~新函館北斗や北陸新幹線・上越妙高~金沢、東海道新幹線は利用できない。

普通列車のほか新幹線や在来線特急などの優等列車に乗車できる。利用できる座席は普通車自由席だが、あらかじめ座席の指定を受ければ新幹線・優等列車の普通車指定席も4回まで利用できる。

「鉄道開業150年記念ファイナル JR東日本パス」のフリーエリア。【画像:JR東日本】

発売額は大人2万2150円・子供1万150円で、JR東日本の予約サイト「えきねっと」の限定発売。予約後にフリーエリア内の駅の指定席券売機などで切符を受け取る必要がある。発売期間は2月2日5時から3月10日23時50分まで。利用開始日の1カ月前から利用日3日前まで購入できる。

ほかにも割引切符「鉄道開業150年記念ファイナル 新幹線お先にトクだ値スペシャル(乗車券つき)」を発売。2月15~28日の期間に限り、「はやぶさ」の東京~新函館北斗や「とき」の東京~新潟など指定された列車・区間のグリーン車やグランクラスが所定運賃・料金の5割引で利用できる。発売期間は乗車日1カ月前の10時から20日前の1時50分まで。

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