JR北海道は1月20日、キハ183系特急型気動車の「ラストラン運転」を定期運転終了後の3月から4月にかけ実施すると発表した。運行日と時刻は次の通り。4月10日の運転が最後になる。
●3月25日
列車名:キハ183系北斗
運行区間・時刻:札幌9時50分発→東室蘭11時22分着・11時24分発→新函館北斗14時00分着・14時01分発→函館14時15分着
●3月26日
列車名:キハ183系ニセコ号
運行区間・時刻:函館9時47分発→ニセコ12時38分着・13時04分発→小樽14時37分着・14時39分発→札幌15時12分着
●4月1日
列車名:キハ183系サロベツ
運行区間・時刻:札幌9時07分発→旭川10時45分着・11時04分発→名寄12時12分着・12時20分発→稚内15時26分着
●4月2日
列車名:キハ183系サロベツ
運行区間・時刻:稚内9時30分発→名寄12時41分着・12時54分発→旭川14時24分着・14時26分発→札幌15時58分着
●4月9日
列車名:キハ183系オホーツク
運行区間・時刻:札幌8時05分発→旭川9時51分着・9時53分発→遠軽12時04分着・12時15分発→北見13時21分着・13時27分発→網走14時17分着
●4月10日
列車名:キハ183系オホーツク
運行区間・網走10時00分発→北見10時53分着・10時55分発→遠軽11時57分着・12時02分発→旭川14時21分着・14時26分発→札幌15時58分着
いずれもキハ183系の5両編成で全車指定席。1号車(普通車)と2号車(グリーン車)は復刻塗装車になる。普通車4両とグリーン車1両だが、4月9・10日の「キハ183系オホーツク」は編成両端の先頭車2両のみ普通車とし、中間3両はすべてグリーン車という「特別編成」で最後を飾る。乗客にはそれぞれ異なるデザインの乗車証明書がプレゼントされる。
このほか、旅行会社のクラブツーリズムによる団体貸切列車も計画されている。編成は普通車2両・グリーン車3両で、4月7日に札幌→函館(小樽経由)、4月8日に函館→札幌(東室蘭経由)で運転される。
JR北海道のキハ183系は3月18日のダイヤ改正に伴い定期列車での運用を終了。その後、今回発表された臨時列車や団体貸切列車での運用をもって引退する。
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