弘南鉄道「応援うちわ」製作 デザイン4種類、全車「冷房なし」青森の私鉄



応援うちわのデザイン例(冬のラッセル車)。【画像:弘南鉄道】

弘南鉄道(青森県)は6月24日、同社を応援する協賛企業や個人、グループ向けに製作する「弘南鉄道応援うちわ」の配布を始めたと発表した。

デザインは「ひまわりと弘南鉄道」「津軽富士:岩木山と弘南鉄道」「りんご&弘南鉄道」「冬のラッセル車」の4種類。いずれも弘南鉄道の車両と周辺の景色が写っている写真をデザインしている。

裏面に横12cm×縦9cmのPRスペースを設けており、協賛企業のロゴなどを掲載できる。価格は1口300枚で3万円。希望数を納品し、残りは弘南鉄道の利用者に無料配布する。製作の申込みは弘南鉄道のウェブサイトで受け付けている。

裏面にはPRスペースを設けている。【画像:弘南鉄道】

弘南鉄道は弘前~黒石間16.8kmの弘南線と大鰐~中央弘前間13.9kmの大鰐線を運営する地方私鉄。車両はすべて非冷房車(冷房を搭載していない車両)で、夏は天井に設置された扇風機を使っている。少子高齢化などによる利用者の減少で厳しい経営が続いており、とくに大鰐線は存廃問題も浮上している。

弘南鉄道は「車内での時間を少しでも快適に過ごしていただけるよう、Jリーグチームなどで実施されている応援うちわの協賛募集を行う事と致しました」としている。

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