九州新幹線「つばめ」引退車両、博多駅前で展示 全線開業15周年、熊本から海上輸送



JR九州は1月22日、九州新幹線「つばめ」で運用されていた車両を博多駅の駅前広場に搬入し、期間限定で展示すると発表した。九州新幹線の全線開業15周年記念企画の一環。

九州新幹線の800系。【撮影:草町義和】

対象車両は800系電車U005編成の先頭車(1号車)。海上輸送により博多に搬入する。まず3月28日深夜から29日早朝にかけ、保管場所の熊本総合車両所から熊本新港に陸送。3月29日の日中にクレーンで車体をつり上げて台船に搭載する。熊本新港から出航する様子を見学できるイベントも行われる予定だ。

熊本新港を出航したU005編成1号車は、九州新幹線沿線付近を中心とした大牟田・八代・川内・鹿児島湾・指宿の各エリアを巡り、博多エリアに入る。博多エリア到着から博多駅前までの輸送方法などは明らかにしていない。

博多駅前に設置されたU005編成1号車は4月10日から約10日間、各種イベントに「参加」する予定。U005編成1号車が博多にやってくるのは10年ぶりになる。

想定される海上輸送ルートと海上輸送中・博多駅展示のイメージ。【画像:JR九州】

九州新幹線は2004年に新八代~鹿児島中央が開業。15年前の2011年3月12日に博多~新八代が開業し、博多~鹿児島中央の256.9km(実キロベース)が全線開業した。JR九州は九州新幹線用の車両として800系を計画し、2004年の一部開業前後にU001~U006の6編成を導入。2011年の全線開業時にもU007~U009の3編成を増備している。

U005編成は2016年に発生した熊本地震で被災し、営業運転を終了。その後は熊本総合車両所で保管されている。800系では唯一引退した編成だ。

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