福岡地下鉄七隈線「ダイヤ改正」運行間隔を最大1分縮小 博多延伸で混雑激しく



福岡市交通局は7月25日、福岡市営地下鉄七隈線のダイヤ改正を8月19日に実施すると発表した。3月の延伸で混雑が激しくなっていることから列車を増発。運行間隔を最大で1分縮小する。

七隈線の列車。【撮影:草町義和】

現在の片道運行本数は平日で1日160本だが、6本増えて166本になる。朝ラッシュ時は4往復増発し、夕方ラッシュ時も2往復増える。運行間隔は平日朝ラッシュ時が現在3分30秒のところ3分15秒に縮小。平日夕方ラッシュ時も現在6分間隔のところ5分間隔に変更する。

平日昼間の運行間隔は現在と同じ7分30秒。土曜・休日はダイヤが一部変更されるが、片道運行本数(138本)と運行間隔(7分30秒)はいまと同じだ。空港線・箱崎線のダイヤは変更しない。

福岡市営地下鉄の路線図。七隈線・天神南~博多の延伸開業(緑点線)を機に利用者が大幅に増えた。【画像:国土地理院地図、加工:鉄道プレスネット】

七隈線は2005年2月、福岡市の西南部郊外と都心部を結ぶ橋本~天神南12.0kmが開業。今年2023年3月に天神南~博多の1.6kmが延伸開業し、中心部やターミナルへのアクセスが改善された。開業翌月の4月には輸送人員が3月の1.6倍に。ラッシュ時の混雑が激しくなっていた。

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