泉北高速鉄道の3000系「デビュー時のデザイン」復刻 ラインカラーやロゴ取り除く



泉北高速鉄道は7月18日、まもなくデビュー50周年を迎える3000系電車の8両を導入当初のデザインに変更すると発表した。7月31日から運行する。

泉北高速鉄道の3000系。【撮影:草町義和】

3000系は泉北高速鉄道の開業時に導入された100系電車の後継車両として1975年から導入されたステンレス車。1990年までに60両が製造された。現在のデザインは青いラインカラーや「SEMBOKU」のロゴを側面に施しているが、これらを取り除くことでデビュー当時のスタイルを再現する。

泉北高速鉄道によると、3000系は来年2025年に50周年を迎えることから、「この特別な節目」を記念してデザインを復刻するという。同社は「当時を知る方にも知らない方にも、ノスタルジックな雰囲気をお楽しみいただけます」とアピール。今後、撮影会などのイベントも開催するとしている。

デビュー時の3000系。【画像:泉北高速鉄道】

泉北高速鉄道の親会社である南海電鉄も、7100系電車をデビュー当時の塗装に戻すことを計画しており、8月21日から運行する予定だ。

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