阪急宝塚線・庄内~服部天神の連続立体化を検討 豊中市が公募型プロポーザル公告



大阪府の豊中市はこのほど、同市南部の交通インフラ将来構想の検討業務について、委託先を選定する公募型プロポーザルを公告した。阪急電鉄宝塚本線の連続立体交差事業(連立事業)も含め検討する。

公告は9月4日付け。業務内容は、これまでの調査などの概要整理や、連立事業に関連する都市マスタープランの整理、交通インフラ事業の必要性の検証や整備効果(高架下空間の利用方法)の検討など。概算事業費の算出や国・大阪府・豊中市・鉄道事業者の費用分担案の作成、調査設計期間や用地取得期間、工事期間も明示する。

連立事業の検討区間は、庄内駅と服部天神駅を含む神崎利根山線架道橋~六ノ坪高架橋始点までの約3.0kmとしている。委託期間は契約日から2021年12月31日までで、委託限度額は1000万円。

阪急宝塚線のルート。庄内・服部天神の両駅を含む約3.0kmの区間で連立事業の実施が検討される。【画像:国土地理院地図/加工:鉄道プレスネット編集部】

企画提案書などの提出期限は9月18日17時15分(必着)。9月23日に第1次審査(書類審査、応募事業者が5社以上の場合のみ実施)を行い、9月29日に第2次審査(プレゼンテーション)を実施する。審査結果は10月上旬に通知し、同月中旬には委託契約の締結となる。

豊中市は2000年に同市の都市計画マスタープランを策定した際、現在の服部天神駅以南の連立事業や庄内駅周辺整備の事業化の検討を盛り込んだ。