東京都建設局は3月6日、西武新宿線の井荻駅付近から西武柳沢駅付近までの連続立体交差事業(連立事業)に着手すると発表した。同日、国土交通省から都市計画事業の事業認可を受けた。
この連立事業は杉並区上井草一丁目から西東京市東伏見一丁目まで5125mの線路を高架化するもの。鉄道付属街路(側道)も約3km整備する。上井草・上石神井・武蔵関・東伏見の各駅が高架駅に生まれ変わる。
2021年11月に都市計画が決定し、東京都は事業認可に向けた準備を進めていた。建設局によると、高架化により千川通りなど19カ所の踏切を解消。踏切遮断による交通渋滞と踏切事故が解消され、道路と鉄道それぞれの安全性が向上するという。
事業費は側道を含め2660億円。事業期間は2023~2036年度で、側道は2039年度までを予定している。
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