東海道本線・大船~藤沢「村岡新駅」来年度から詳細設計 JRと県市、基本協定締結



神奈川県・藤沢市・鎌倉市・JR東日本の4者は3月28日、東海道本線・大船~藤沢間に整備する「村岡新駅(仮称)」について、同駅と自由通路の整備に関する基本協定書を締結した。

村岡新駅のイメージ。【画像:神奈川県】

基本協定書の概要によると、村岡新駅の整備費用は神奈川県が全体の30%を負担。藤沢市と鎌倉市が27.5%ずつ負担する。JR東日本も15%を負担する。自由通路の整備費は藤沢市が全額負担する。

村岡新駅は大船~藤沢間の藤沢市宮前付近に整備する新駅で、距離は大船駅から約2.6km、藤沢駅から約2.0km。周辺の藤沢市村岡地区と鎌倉市深沢地区(JR東日本鎌倉総合車両センター跡地)のまちづくりを一体的に進める土地区画整理事業が進行中で、両地区へのアクセス向上の一環として旅客列車用の新駅の構想が浮上した。2021年2月、4者が覚書を締結していた。

村岡新駅の位置。【画像:神奈川県】

今後は基本協定に基づき、来年度2022年度から2023年度の2年間で新駅・自由通路の詳細設計を行う。2032年頃の開業を想定している。

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