JR九州「PayPay特急券」来年1月から実証実験 門司港・行橋~博多



JR九州とペイペイ社は12月13日、キャッシュレス決済サービス「PayPay」を活用した特急券の実証実験を行うと発表した。来年2022年1月7日から3月31日まで実施する。

PayPayで購入した特急券のアプリ画面での表示イメージ。【画像:JR九州・ペイペイ社】

実証実験が行われるのは、鹿児島本線・門司港~博多間と日豊本線・小倉~行橋間の特急列車が停車する駅の相互間。特急の停車駅に特急料金が設定されたQRコードを掲出する。客はPayPayのアプリでQRコードを読み取ると、特急券を購入できる。

PayPayアプリで購入した特急券はICカードを含む乗車券類と合わせて使うことで、設定区間を走る特急の普通車自由席を利用できる。特急の乗車駅の発車時刻1時間前から発車時刻までに決済されたものに限り1回有効。乗り越しなど区間の変更はできない。車内検札では、PayPayアプリの取引履歴から特急券の決済画面を示して車掌に見せる必要がある。

JR九州はPayPayを活用した特急券を導入することで、券売機や窓口に立ち寄る必要がない新しい購入方法を提供することで利便性の向上を図りたいとしている。

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