JR九州の特急券、車内発売「割増料金」に 来年4月から一部の区間で



JR九州は12月13日、車内で発売する自由席特急券の発売額を、一部の区間で高くすると発表した。来年2022年4月1日の乗車分から発売額を変更する。

JR九州の在来線特急。【撮影:鉄道プレスネット】

車内発売が高くなるのは、在来線の門司港・小倉・行橋~博多間で運転されている特急列車(「かいおう」除く)の自由席特急券で、100km以内の区間。各距離帯ごとに通常発売より200円高くなる。

通常発売の特急料金も4月1日から100km以内の区間では80~250円値上げされるため、実質的には280~450円の値上げ。博多~小倉間の場合、現在の自由席特急券は520円だが、4月1日以降は通常発売が600円、車内発売が800円になる。

JR九州は車内発売の割増料金の設定にあわせ、門司港・小倉・行橋~博多間の特急列車が停車する駅のホームに特急券を購入できる自動券売機を整備する。

JR九州は車内発売の割増料金について、「特急券の事前購入を促進し、車内におけるお客さまへのご案内等のサービス向上を図りたい」としている。

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