JR長崎駅「新駅ビル」の名称など決定 西九州新幹線にダイレクトアクセス



JR九州は6月29日、JR長崎駅周辺で建設中の各施設の名称が決まったと発表した。増床部分の新長崎駅ビル(仮称)と既存部分のビルをあわせて「JR長崎駅ビル」という名称に統合。各種施設ごとに「ゾーン名称」を定めた。

JR長崎駅ビルのイメージ。右側に新幹線・在来線の高架線が見える。【画像:JR九州】

増床部分は商業ゾーン(1~4階と5階の一部)のゾーン名称が「アミュプラザ長崎 新館」に。オフィスゾーン(5・6階)は「JR長崎駅ビル・オフィス」、ホテルゾーン(1階と7~13階)は「長崎マリオットホテル」になる。

既存部分は商業ゾーン(1~5階)が「アミュプラザ長崎 本館」に。商業ゾーン(高架下)は「長崎街道かもめ市場」、ホテルゾーン(6~10階)は「JR九州ホテル長崎」になる。

各施設のゾーン名称。【画像:JR九州】
アミュプラザ長崎 新館のイメージ。【画像:JR九州】

アミュプラザ長崎の新館は地上1~4階(一部5階)で、延床面積は約4万1000平方m。営業面積は約2万1700平方mになる。7層8段で約900台を収容できる自走式立体駐車場も備える。新館が完成すると、既存の本館と長崎街道かもめ市場を含む営業面積は約4万7900平方mに拡大する。

各種施設の配置図。【画像:JR九州】

新館は今年2023年秋にオープン予定だが、長崎マリオネットホテルは来年2024年初頭にオープンの予定だ。

JR九州はJR長崎駅ビル・オフィスについて、昨年2022年に開業した西九州新幹線や在来線改札口から雨にぬれることなくオフィスまでのダイレクトアクセスが可能になるとアピールしている。

※誤記を修正しました。(2023年7月2日11時44分)

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