JR長崎駅の新駅ビル「2023年春一部オープン」が「2023年秋全面オープン」に



JR九州は3月15日、九州新幹線長崎ルート(西九州ルート、長崎新幹線)・武雄温泉~長崎間の開業後に整備する長崎駅の「新長崎駅ビル」について、全面オープンの時期を前倒しすると発表した。

長崎駅と新しい駅ビルのイメージ。【画像:JR九州】

JR九州によると、新しい駅ビルは商業・ホテル・オフィスなどで構成される複合商業施設として整備する方針や規模などに大きな変更はないとする一方、駐車場の台数を1300台から1500台に増やす。次世代の人口知能(AI)や情報通信技術(ICT)の導入などにも取り組む。

オープン時期はこれまで2023年春に一部をオープンさせ、2025年度の全面オープンを予定していた。JR九州は「効率的な開発行程とし、工期を短縮する」とし、2023年秋に全面オープンすることを決めた。オープン時期は数カ月ほど遅れるが、全面オープンの時期は大幅に早まる。

駅ビルなどの位置。【画像:JR九州】

このほか、長崎駅の高架下に計画された店舗施設の新築工事に着手したことも同時に発表した。高架下店舗は鉄骨造り(一部は鉄筋コンクリート造り)で延床面積が約4400平方m、営業面積が約2200平方m。約50店舗が入り、2022年春にオープンする予定だ。

長崎駅高架下店舗のイメージ。【画像:JR九州】