東海道本線「村岡新駅」JR東日本と自治体が設置で合意 覚書締結、事業費の負担割合も



神奈川県・藤沢市・鎌倉市・JR東日本は2月8日、東海道本線・大船~藤沢間に「村岡新駅」(仮称)を設けることで合意し、覚書を締結した。

村岡新駅のイメージ。【画像:神奈川県・藤沢市・鎌倉市】

藤沢市宮前付近に設置。距離は大船駅から約2.6km、藤沢駅からは約2kmの地点になる。事業費は神奈川県が30%、藤沢市と鎌倉市がそれぞれ27.5%を負担。残りの15%はJR東日本が負担する。2032年頃の開業を想定して事業を進める。

村岡新駅の予定地は国鉄時代の1969年10月に開業した湘南貨物駅があった場所。1985年12月に廃止された。周辺の藤沢市村岡地区と鎌倉市深沢地区(JR東日本鎌倉総合車両センター跡地)のまちづくりを一体的に進める土地区画整理事業が進行中で、両地区へのアクセス向上の一環として旅客列車用の新駅の構想が浮上した。

村岡新駅の位置。村岡地区と深沢地区のまちづくりにあわせ整備する。【画像:神奈川県・藤沢市・鎌倉市】