長良川鉄道4月1日から美濃太田~関間の運転を再開 脱線事故で運休



長良川鉄道は3月31日、脱線事故の影響で運休している美濃太田(岐阜県美濃加茂市)~関(岐阜県関市)間について、明日4月1日の始発から運転を再開すると発表した。

長良川鉄道と運輸安全委員会によると、脱線事故は3月18日の14時44分頃に発生。北濃12時40分発の美濃太田行き列車(1両、乗客10人、乗員1人)が同駅構内を走行中、前台車の全2軸が脱線し、乗客1人が軽傷を負った。

長良川鉄道によると、運転再開に向けて同駅構内の枕木交換と軌道整備を実施。美濃太田~関間の線路巡回と点検も実施した。このほか、全線に渡って脱線した場所と同じようにカーブしている部分もチェックし、枕木の連続不良が確認された場所では枕木を交換した。

再開から7日間は、脱線した場所で徐行運転を実施。運輸安全委員会の調査結果の公表により原因が判明次第、必要に応じて追加の再発防止対策を講じるとしている。