東北新幹線の全線再開「臨時ダイヤ」当面徐行、通常の8~9割に 常磐線は通常ダイヤに



JR東日本は東北新幹線が全線再開する4月14日以降の「臨時ダイヤ」を発表した。当面のあいだは一部の区間で徐行運転を実施。運行本数も通常のダイヤより減らす。

4月14日に全線再開する東北新幹線。【画像:まさきM/写真AC】

東北新幹線は3月に発生した福島県沖地震の影響で、現在も福島~仙台間が運休中。4月14日に全線再開し、秋田新幹線・東京~秋田間と北海道新幹線・東京~新函館北斗間の直通運転も再開される。

4月14日以降、当面は通常ダイヤより8~9割程度の本数とした臨時ダイヤで運行。郡山~一ノ関間では徐行運転を実施する。「はやぶさ」の場合、東京~新青森間の通常の所要時間は最短2時間58分だが、臨時ダイヤでは最短でも4時間強に。東京~仙台間では通常より30分ほど長く、東京~盛岡間も1時間ほど長くなる。

4月14日以降の指定席券は4月13日から販売される。

秋田新幹線の東京~秋田間での直通運転も再開する。【画像:akaba/写真AC】

全線再開後も徐行運転を行っている常磐線は、4月14日から通常ダイヤで運転される。東北新幹線の迂回・代替列車として設定されている東北本線・福島~仙台間の臨時快速や、常磐線のいわき・原ノ町~仙台間の臨時快速、羽越本線・酒田~秋田間の臨時快速(特急「いなほ」の延長運転)は、4月13日限りで運転を終了する。

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