新潟交通は1月22日、「新潟駅バスターミナル」(新潟駅停留所)を3月末に開業すると発表した。JR新潟駅の高架下を中心に乗り場を設けて鉄道との乗り換えをスムーズにするほか、駅の南北を直結するバス路線を新設して利便性の向上を図る。

新潟駅停留所は万代口と南口を直結する道路の両脇に、バス乗り場を1番線から18番線まで設置。このうち5~9番線と15~18番線は新潟駅の高架下になる。これに伴い、路線バスは駅の南北を結ぶ運行系統の新設などが行われる。ダイヤや運賃などは未定で、新潟交通は今後案内するとしている。
新潟駅の万代口には、スイッチバック式を採用したバスターミナル(新潟駅前停留所)が設けられているが、新潟駅停留所に統合される形で姿を消す。新潟駅南口停留所も新潟駅停留所に統合される。




新潟駅は在来線の地上ホームと新幹線の高架ホームで構成されていたが、新潟市とJR東日本は2006年、在来線ホームを高架化して周辺の踏切を解消する連続立体交差事業(連立事業)に着手。2022年6月までに全ホームの高架化が完了し、その後は高架下のバスターミナルなどの工事が行われていた。
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