ゆいレールの3両編成車両「2023年8月10日」デビュー 開業20周年の日に



沖縄都市モノレール線(ゆいレール)を運営する沖縄都市モノレールは6月20日、新たに導入する「3両編成車両」の運行開始日を8月10日に決めたと発表した。開業20周年の日にデビューする。

ゆいレールの3両編成化のイメージ。【撮影:草町義和、加工:鉄道プレスネット】

3両編成車両は6月から運転士の訓練運転(習熟運転)を開始。7月中には駅施設の対応工事も完了する予定だ。沖縄都市モノレールは3両編成車両の出発時刻について、調整中としている。

ゆいレールは2003年8月10日、「道の日」(1986年度、運輸省制定)にあわせて那覇市内の那覇空港~首里12.9kmが開業。2019年には首里駅から浦添市内のてだこ浦西駅まで4.1kmが延伸開業した。最初の開業以来、すべての列車が2両編成で運行されている。

ゆいレールは最初の開業以来、すべて2両編成で運行されてきた。【撮影:草町義和】

年間利用者数は開業翌年度の2004年度が約1163万人だったが、コロナ禍が本格化する前の2019年度は1.7倍ほどの約1976万人に膨れあがり、混雑緩和を目的に1両増やした3両編成化が計画された。本年度2023年度は新造の3両編成が2本導入される計画で、今年2023年1月から2月にかけ現地搬入された。

《関連記事》
沖縄ゆいレール「3両編成」訓練運転が始まる 駅の改修工事もまもなく完了へ
米軍が記録した「沖縄県営鉄道」破壊の跡 かつて東北の国鉄ローカル線を走ったSLも