JR「ジパング倶楽部」入会できる年齢を統一 東日本「大人の休日倶楽部」も



JRグループは9月27日、旅客6社共通の会員制サービス「ジパング倶楽部」の入会要件を変更すると発表した。社会の変化や価値観の多様化を踏まえるとし、入会できる年齢を統一する。

JRの列車のイメージ。【作成:さかいあきよ】

現在のジパング倶楽部は個人会員と夫婦会員の2種類あり、個人会員は男性なら満65歳以上、女性は満60歳以上でないと入会できない。入会要件の変更後は男女問わず満65歳以上でないと入会できなくなる。一方、夫婦のどちらかが満65歳以上なら入会できる夫婦会員は新規の申込受付を終了する。

これに伴い、JR東日本の「大人の休日倶楽部ジパング」の入会要件も「ジパング倶楽部」と同様に変更。個人会員は満65歳以上に統一し、夫婦会員の申込受付を終了する。「大人の休日倶楽部ミドル」の入会年齢要件は現在、男性が満50~64歳、女性が満50~59歳だが、男女問わず満50~64歳に統一される。

入会要件の変更は来年2024年4月1日の入会申込分から実施。3月31日までに入会した会員は継続する場合に限り、今後も入会時と同じ条件で更新できる。

ジパング倶楽部は国鉄時代の1985年に始まった高齢者向けの会員制サービス。JR線を201km以上利用する場合、運賃や料金が年20回まで最大30%割引になる。現在の年会費は個人会員が3840円、夫婦会員が6410円。

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