ひたちなか海浜鉄道がスマホQR決済「ペイペイ」導入 まず那珂湊、勝田も調整中



ひたちなか海浜鉄道(茨城県)は2月10日、QRコードを使って支払う決済アプリ「PayPay」(ペイペイ)を導入した。同社が運営する湊線の切符などを購入できる。

ひたちなか海浜鉄道の列車。【撮影:草町義和】

ペイペイに対応したのは、那珂湊駅の窓口。窓口の営業時間内のみ対応し、自動券売機や列車内では取り扱わない。乗車券や定期券、回数券、フリー切符のほか、各種グッズの購入にも利用できる。レンタサイクル代は対象外。

JR常磐線との連絡駅である勝田駅の切符売り場でも、3月の導入をめどに調整中という。

ひたちなか海浜鉄道は、勝田~阿字ヶ浦間14.3kmの湊線を運営する第三セクター。QRコードによる決済はICカードより導入コストが安いなどのメリットがあり、近年は長良川鉄道(岐阜県)や養老鉄道(岐阜・三重県)など地方の路線で導入が進んでいる。JRや大手私鉄でも実証実験に乗り出している。

ペイペイを導入する那珂湊駅。【撮影:草町義和】