北上線の全線再開「8月上旬ごろ」大雨被災、JR東日本の線区はすべて復旧へ



JR東日本の盛岡支社は7月24日、一部区間が運休中の北上線(岩手県・秋田県)について、8月上旬ごろの運転再開を見込んでいると発表した。

線路脇斜面が崩落した北上線のゆだ高原駅付近。【画像:JR東日本】

北上線の東北新幹線・東北本線の北上駅と奥羽本線の横手駅を結ぶ61.1kmの鉄道路線。7月20日、ゆだ高原駅付近の線路脇の斜面が崩落しているのが確認され、ほっとゆだ~横手の区間が運休している。代行バスは運行されていない。

盛岡支社によると、被害状況や復旧計画の検討が進み、8月上旬ごろの運転再開を見込んでいるという。

6月29日以降の大雨で被災し一部または全線が長期運休しているのは、JR東日本の五能線・奥羽本線・北上線とJR西日本の越美北線・山陰本線・美祢線で合計6線区(7月25日時点)。このうち越美北線は7月29日の全線再開が予定されている。

8月初めごろには奥羽本線・大曲~和田が再開する見込み。五能線・能代~深浦は8月中旬ごろの再開が見込まれており、6月29日以降の大雨で被災した線区のうちJR東日本の線区はすべて復旧の見込みだ。一方、JR西日本の山陰本線・長門市~小串と美祢線は復旧の見通しが立っていない。

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