JR東日本の観光列車「値上げ」指定席券が通年統一に 「ばんえつ物語」グリーン券も



JR東日本は7月24日、列車自体を楽しむ観光列車「のってたのしい列車」の料金を10月1日乗車分から改定すると発表した。対象となる列車の指定席券やグリーン券を値上げする。

値上げ対象の観光列車「越乃Shu*Kura」。【撮影:草町義和】

改定されるのは「POKÉMON with YOU トレイン」「SL・EL・DLぐんま(みなかみ・よこかわ)」「SLばんえつ物語」「おいこっと」「越乃 Shu*Kura」「フルーティアふくしま」「リゾートしらかみ」「リゾートビューふるさと」「びゅうコースター風っこ」。これらの列車で使用している車両を別の列車で使用する場合も改定の対象になる。

対象の列車の指定席料金は現在530円だが、閑散期など一部の日は「びゅうコースター風っこ」を除き330円になる。10月1日の改定後はすべての対象列車が通年840円に統一。いまより310~510円の値上げになる。

このほか、「SLばんえつ物語」や「SLばんえつ物語」の車両を使用した列車のグリーン車に「専用グリーン料金」を設定。150kmまでを2000円、151km以上を3000円とする。151km以上は1000円の値上げ。150kmまでは300~1220円の値上げだ。

指定席券のほかグリーン券も値上げされる「SLばんえつ物語」。【撮影:草町義和】

JR東日本は料金改定の理由について「当社を取り巻く経営環境の変化を受けて」としている。

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