インド「新型寝台電車」デビュー 最初の運行区間は「サンライズ出雲」とほぼ同距離



インド鉄道は1月17日から、新型寝台電車「ヴァンデ・バーラト・スリーパー」による準高速列車の運行を始める。長距離列車のサービス改善を目指す。

出発式の装飾が施されたヴァンデ・バーラト・スリーパー。【画像:インド鉄道省】

ヴァンデ・バーラト・スリーパーはインド政府系企業のBEMLが製造した1編成16両の電車。定員は823人で、3段式寝台車11両と2段式寝台車4両、1等寝台車1両で構成される。最高速度は180km/h。

1月17日から運行を開始するのは、インド東部のハウラー~グワハティで約966km。所要時間は14時間で、18時台に発車して翌日8時台に到着するダイヤになる。日本の寝台特急「サンライズ出雲」とほぼ同じ距離(営業距離ベースで東京~出雲市=953.6km)を走るが、所要時間は「サンライズ出雲」に比べ2時間近く長い。運賃は食事付きで2300~3600ルピー(約4027~6303円)。

ヴァンデ・バーラト・スリーパーの外観。【画像:インド鉄道省】
ヴァンデ・バーラト・スリーパー車内の寝台。【画像:インド鉄道省】
ヴァンデ・バーラト・スリーパーの最初の運行ルート。【画像:インド鉄道省】

インドでは1000km以上の都市間を12時間以上かけて走る長距離列車が多数運行されており、その多くは日付をまたいで走る夜行列車。インド鉄道は電車方式の寝台車を導入することで長距離列車の高速化とサービス改善を図る。インド鉄道省は「(ヴァンデ・バーラト・スリーパーの導入で)インドの長距離列車の旅は、一般の乗客にとってより速く、より安全で、より快適なものになる」とアピールしている。

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