インド鉄道で新型の寝台電車「ヴァンデ・バーラト・スリーパー」がまもなくデビューする見通しになった。インド鉄道省のアシュヴィニ・ヴァイシュナウ大臣は12月18日、完成した「ヴァンデ・バーラト・スリーパー」が車両工場のあるチェンナイを出発し、積載試験を実施することを明らかにした。

「ヴァンデ・バーラト」は2019年から運行されている都市間長距離列車。この列車向けに開発された、最高速度160km/h(設計上は180km/h)の電車で運行されている。現在は座席車のみだが、インド鉄道は長距離夜行列車の近代化を目的に寝台車の「ヴァンデ・バーラト・スリーパー」を計画した。

現地メディア『News18』などによると、「ヴァンデ・バーラト・スリーパー」は16両編成。1等寝台車1両と2段式寝台車4両、3段式寝台車11両で構成されるという。早ければ来年2025年1月にも営業運行を開始するとみられる。
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