西武特急「ちちぶ」「小江戸」など土曜・休日は全面運休に 平日も大幅減便



西武鉄道は5月11日、特急列車などの運休を含む新しい運行計画を発表した。5月16日から実施予定で、特急列車の運休を平日にも拡大。土曜・休日はすべての特急列車が運休する。

西武池袋線の特急「ちちぶ」などで運用されている001系特急型電車「ラビュー」。【撮影:未来鉄道データベース運営部(K)】

新しい運行計画の期間は5月16日から当面のあいだ。平日は池袋線で運転されている特急「ちちぶ」「むさし」上下計58本のうち21本が運休し、新宿線の特急「小江戸」も上下計56本のうち21本が運休する。座席指定制の通勤列車「S-TRAIN」「拝島ライナー」は、すべての列車を運転する。

一方、土曜・休日は池袋線と新宿線ともに、すべての特急列車と「S-TRAIN」「拝島ライナー」が運休する。「拝島ライナー」の運休日には、「拝島ライナー」と同じ時刻で運転する小平発→拝島行きの各駅停車が運転される。

西武鉄道は4月29日から、土曜・休日のみ「小江戸」「S-TRAIN」「拝島ライナー」を全面的に運休しており、「ちちぶ」「むさし」も土曜・休日のみ減便している。西武鉄道の特急は新型コロナウイルス感染症の影響で利用者が減少しており、同社は「直近のご利用状況や社会情勢など」を踏まえて運休列車を拡大することにした。

西武新宿線の特急「小江戸」。【画像:太陽sun/写真AC】