1970年の大阪万博モノレールが「復活」 大阪モノレールで運行



今年2020年6月に開業30周年を迎える大阪高速鉄道(大阪モノレール)は3月15日から、日本万国博覧会(1970年の大阪万博)の会場内で運行されていたモノレール(万国博モノレール)を再現したラッピング車両の運行を始める。

ラッピング車両のイメージ(左上)と1970年の大阪万博で運行されていたモノレール(右下)。【画像:大阪モノレール】

万国博モノレールの車両と同じ青と白の2色でデザインし、「EXPO’70」のマークを先頭部と側面のドア脇に貼り付ける。大阪モノレールは「70年万博の『ワクワク・ドキドキ感』を車両で想起させ、2025年の大阪・関西万博を盛り上げていきます」としている。

また、ラッピング車両を除くほかの車両も3月15日から、大阪モノレールの開業30周年を記念したロゴマークが先頭と側面に貼り付けられる。

1970年の大阪万博会場(現在の万博記念公園)では、会場内を周回する跨座式モノレールの万国博モノレールが整備され、会場内の移動交通として運行。自動列車運転装置(ATO)を搭載するなど、当時としては最新の技術が使われた。

万国博モノレールは大阪万博の閉会にあわせて廃止されたが、このモノレールの規格が日本のモノレールの標準タイプとなり、1990年に開業した大阪モノレールも標準タイプのモノレール規格を採用している。

開業30周年記念ロゴのイメージと貼り付け位置。【画像:大阪モノレール】