新交通ゆりかもめ「クレカ・QRコード」乗車サービスを導入 開業30周年に向け



新交通ゆりかもめを運営するゆりかもめ社などは5月23日、クレジットカードなどのタッチ決済とQRコード認証による乗車サービスを本年度2024年度中に開始すると発表した。

タッチ決済やQRコード認証による乗車サービスが導入されるゆりかもめ。【撮影:草町義和】

対象駅はゆりかもめの全駅。タッチ決済に対応したクレジットカードやスマートフォンなどを対応改札機の読取部にかざすことで、そのまま改札を通過して乗り降りできるようにする。また、乗車券販売サイトで企画乗車券を事前に購入し、スマホに表示されたQRコードを対応改札機の読取部にかざすことで改札を通過できるようにする。

決済対象ブランドはVisa・JCB・American Express・Diners Club・Discover・銀聯。Mastercardも順次追加予定だ。

ゆりかもめの駅。【画像:ゆりかもめ、三井住友カード、ビザ・ワールドワイド・ジャパン、ジェーシービー、日本信号、QUADRAC】

ゆりかもめは1995年11月1日に開業。2006年までに現在の新橋~豊洲14.7kmの全線が開業した。来年2025年11月1日に開業30周年を迎える。

ゆりかもめ社は「開業30周年に向けてお客様サービスの更なる向上に取り組んでまいります。今後も、お客様が臨海地域をはじめとする沿線地域の観光スポットをよりシームレスに、お得にお楽しみいただけるよう、これらの乗車サービスを基にした各種企画乗車券等の提供を予定しています」としている。

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