鉄道・運輸機構は7月21日、来年2024年春に完成予定の北陸新幹線・金沢～敦賀の延伸区間で9月から走行試験を始めると発表した。開業後に同区間を運営するJR西日本と共同で実施。列車を走らせることで土木構造物や軌道、電車線、信号設備などの機能を確認する。
試験期間は9月23日～12月9日の予定で、期間中の列車走行はのべ40日程度。おもに北陸新幹線の営業終了後の夜間、金沢駅から敦賀駅（敦賀車両基地）の区間で1日1往復程度走る。
車両はJR東日本が所有する新幹線電気・軌道総合検測車のE926形電車「East i（イーストアイ）」と、JR西日本が所有するW7系電車を使用する。走行速度は30～260km/h。低速度から開始し、段階的に速度を上げる。
《関連記事》
・北陸新幹線の敦賀駅「屋根」鉄骨工事が完了 開業まで残り2年弱
・ハピラインふくい「開業ダイヤ」検討状況は？ 朝夕に快速、最終列車の繰り下げも