ハピラインふくい「開業ダイヤ」検討状況は? 朝夕に快速、最終列車の繰り下げも



北陸新幹線の敦賀延伸開業に伴い経営分離される北陸本線の福井県内区間について、経営を引き継ぐ第三セクター鉄道「ハピラインふくい」の開業時のダイヤの検討状況などが6月13日までに明らかになった。普通列車の運行本数をいまより増やし、快速列車を新設。最終列車の繰り下げも検討する。

JR西日本からハピラインふくいに引き継がれる北陸本線の福井駅。【撮影:草町義和】

運行本数は乗務員や車両の運用を踏まえ、126本とするダイヤを想定して検討している。現在の本数(廃止見込みの特急列車を除く)は102本で、24本増える計算。これによりラッシュ時の混雑や利便性の確保を図る。

朝の6~8時台は、福井駅の発着本数を現在の19本から26本に増便。日中はおおむね毎時一定時刻に駅を発着するパターンダイヤ化を図るほか、9~14時台は福井~武生の1時間あたり運行本数を現在の1本から2本に増便する。

夕方の17~20時台は福井駅の発着本数を現在の28本から32本に増やす。福井駅の最終列車は現在、敦賀行きが23時15分発、芦原温泉行きが23時06分発だが、繰り下げを検討している。

福井~敦賀では、通勤・通学や特急利用からのシフトを見込んだ快速列車を新設する。朝方に4本、夕方に4本の合計8本を運行し、現在の普通列車に比べ10分ほど短縮。敦賀駅でJRの特急・新快速列車と接続し、福井駅では北陸新幹線との接続を考慮する。

このほか、福井~金沢では北陸本線の石川県内区間を引き継ぐIRいしかわ鉄道との相互直通運転を実施。JR越美北線の列車は引き続き福井駅への直通運転を行う。サンドーム福井などでの大規模集客イベント時には臨時列車を運行する。

区間別の想定本数は、敦賀~武生が9本増の56本。武生~福井は22本増の76本になる。福井~芦原温泉は5本増の64本。IRいしかわ鉄道線への乗り入れを含む芦原温泉~金沢はいまと同じ44本だ。

ハピラインふくいは今後、JRとの協議を本格化させ、新幹線・特急・新快速列車などとの接続を調整する。来年2024年早々にも開業時の詳細なダイヤが公表される見込みだ。

区間別の想定本数。【画像:福井県】
北陸新幹線・北陸本線の金沢~敦賀。北陸本線の福井県内(青)は第三セクターのハピラインふくいが引き続く。【画像:国土地理院地図、加工:鉄道プレスネット】

JR西日本は2024年春に北陸新幹線・金沢~敦賀を延伸開業し、同時に北陸本線の同区間を経営分離する予定。石川県内はIRいしかわ鉄道、福井県内はハピラインふくいが引き継ぐ。営業上の両社の境界駅は石川県加賀市内の大聖寺駅になる。

《関連記事》
北陸新幹線の並行在来線「鉄道・バス10区間」に IRいしかわ金沢以西の計画認定
ハピラインふくいのロゴマーク「頭文字HF」に 北陸本線引き継ぐ福井の三セク鉄道