国土交通大臣は11月25日、札幌市交通局が申請していた軌道運送高度化実施計画の変更を認定した。2020年4月から札幌市電が「上下分離方式」の経営に移行する。
上下分離は施設の保有と運営を分離する経営方式。公設型の上下分離では公共団体が施設を保有し、運営事業者に無償で施設を貸し付ける。これにより安定した運営が可能になるとされている。
今回の認定により、札幌市電は2020年4月1日に上下分離方式の経営に移行する予定。施設と車両はこれまで通り札幌市交通局が保有するが、旅客運送と運行管理、施設や車両の維持管理は一般財団法人の札幌市交通事業振興公社が行う。