根岸線「ヘッドマーク」期間限定で掲出 全線開業50周年企画の第2弾、乗務員が制作



JR東日本の横浜支社は6月28日、根岸線の全線開業50周年の記念企画第2弾として、オリジナルヘッドマークを掲出した電車を期間限定で運行すると発表した。

根岸線の関内駅。【画像:ジュンP/写真AC】

掲出するのは7月1日以降で10月末までの予定。E233系電車1編成(10両)の編成両端にヘッドマークを取り付け、京浜東北・根岸線の大宮~大船で運行する。デザインは2種類で、いずれも京浜東北・根岸線の乗務員がデザインした。

大船寄り1号車のヘッドマークは虹をモチーフにしたもので、「根岸線が横浜から大船を繋ぐ虹の架け橋のような存在であり続けたいという想い」を表現したという。横浜寄り10号車は「50」の「0」をハートマークに置き換えたデザイン。「お客さまと地域の皆さまへの感謝の気持ちとこれからも根岸線をご利用していただきたいという想い」と表したとしている。

大船寄り1号車(左)と横浜寄り10号車(右)のヘッドマークのデザイン。【画像:JR東日本】

根岸線は横浜~根岸~大船を結ぶ22.1kmのJR線。大宮~横浜を結ぶ京浜東北線が直通している。現在の横浜~桜木町は1872年、日本初の本格的な鉄道として開業した部分。桜木町駅から先は戦後の1964年以降に順次延伸開業し、50年前の1973年4月9日、現在の区間が全線開業した。

横浜支社は50周年記念の第1弾として、昔ながらのホーロー看板タイプの縦型駅名標のレプリカを根岸線の各駅に設置。今年2023年4月28日からデジタルスタンプラリーも始めた。スタンプラリーは6月30日で終了するが、縦型駅名標の掲出は来年2024年3月まで行われる予定だ。

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